ふたたびフェリーで北海道
長女が自治体の海外派遣事業でカナダへ行くことになった。それなら私たちもどこかに行こう!そうだ!北海道!!ということで北海道へ2度目のフェリー旅行となりました。
(飛行機も合わせると3度目)
フェリーではじめての北海道旅行のとき、ちびは保育園の先生から
「北海道どうやった?」と聞かれて、「アイスクリームおいしかった!」と答え、笑われた逸話がある。もう1年生になっているし大丈夫とは思いながら冗談で「北海道へはアイスクリーム食べに行くんとちがうんやよ」と言ったら、ちびはまじめな顔で「そしたら何しに行くん?」と答えたのであった・・・。
ずばり今回の目的は
 カムイワッカ湯の滝(おとうさん)
 アンモナイト採集(おかあさん)
 フェリーに乗る?(次女)
 おいしいアイスクリーム(ちび)
である。前回はおかあさんの綿密な計画のもと、「次はこっち、今度はあっち」と言われるままに運転だけしていたわけであるが、今回は旅行雑誌やネットでも調べ、少しは自分の意向も入っているのである。・・・というわけで今まで行っていない知床、根室、帯広周辺の旅に出かけたのでした。
                             (このページはお父さん担当)
8月
19日
お昼に出発
23時50分 舞鶴港出航
20日 終日フェリー
21日 7時小樽着
桂沢湖周辺で化石採集
富良野チーズ工房
若者の郷グリーンパークキャンプ場泊
22日 アイスパビリオン
層雲峡
網走流氷館
オホーツクてんとらんど泊
23日 オシンコシンの滝
知床5湖
カムイワッカの滝
開陽台
奔幌戸(アンモナイト採集)
民宿きりたっぷり泊
24日 奔幌戸(アンモナイト採集)
オンネトー湖
士幌高原ヌプカの里コテージ泊
25日 池田駅
池田ワイン城
帯広駅周辺
清水ドライブイン
マオイオートランド泊
26日 ハイジ牧場
余市海鮮工房
農村公園フルーツパークにき
マイカル小樽
フェリー乗船
27日 20時30分敦賀着
23時帰宅
8月19日(月)
 カナダへ行く長女を送り出し、昼過ぎに出発。
 我が家の旅は行く先々のスーパーマーケット等に立ち寄り、地元の珍しい産物や掘り出し物を買うのが目的の一つとなっている。今回もフェリー乗船場の舞鶴港に着くまで、本屋やスーパーに寄った。夕食のお寿司を買うのはいいとして、お母さんは例によりバーゲン品を物色、低コレステロールマヨネーズと調理味噌を山のように購入。おとうさん「ちょっと今から北海道へ行くんやよ」、おかあさん「車やからええやん」ということになったのでした。(ところがこのマヨネーズが北海道で大いに活躍したのであった)
 車中でお寿司をつまみながら21時前に舞鶴港着。ところがこの日は台風の過ぎ去った後で海が荒れていて出航が遅れるかもしれないという放送が流れている。22時30分乗船、23時50分予定より20分遅れでなんとか出航。船室は1等客室でテレビデオ完備。夜食にスーパーで買ってきたサラダなどを食べる。

走行距離278km
8月20日(火)
 フェリーは相変わらず大揺れ、デッキにも出られないから楽しみにしていたプールも使えずガッカリ。全員酔い止め薬を飲むことになる。大浴場の湯船が荒海と同じ状況で揺れるたびに浴槽からお湯がざぶーんと溢れる(貴重な体験)。船内を歩くときも揺れるたびに左右の壁につかまりながらの歩行となる。
 この日の食事はすべて前日スーパーで買ったサンドイッチやパン、カップ麺などで済ます。美味しいものは北海道へ行ってからである。 
8月21日(水)
 フェリーは台風のため予定より3時間遅れて朝7時に小樽着。前回とほぼ同じ経路で桂沢湖へ。おかあさんはここでじっくりとアンモナイト探しをしたかったらしいが、台風で予定より大幅に遅れているため時間がない。道沿いの崖でおかあさん一人化石採集し、イノセラムスの化石を発見。その後前回アンモナイトのかけらを見つけた桂春橋や桂秋橋、桂冬橋の近くでも探したが小さい欠片しか見つからず、諦めて富良野へ向かう。途中、芦別川の河原でも化石を探したがいいのは見つからなかった。しかし人が探した形跡があり、次回に期待!
 富良野ではチーズ工房でチーズを試食しアイスクリームを食べ、フラワーランドでとうもろこしを食べて美瑛へ。美瑛では前回行けなかった名所を回る予定であったが、台風の影響による悪天候のため、車中からの観光だけとなってしまった。
 旭川ではラーメン村へ。ここはちびが初めてラーメンをおいしいと言って食べたところであり、今回は有名な山頭火で食べる。近くのスーパーで夕食の食材を購入。家族の好物であるサーモンの刺身と”毛ガニ”。なんと普通なら1杯千円以上はしそうな大きな毛ガニが、足が取れてるだけで6杯2000円也!
 夕方6時に若者の郷グリーンパークキャンプ場のコテージに到着。お風呂はもちろん、炊飯器、冷蔵庫、電気ポット、食器棚(食器入り)が完備され、布団を付けても8050円。一人じゃないですよ、4人分の料金です。しばらく近くの遊歩道を散策。夕食はもちろんさっき買った毛ガニとサーモン。安くて大きな毛ガニはほんとうにおいしかった!(フェリーに乗る前に買ったマヨネーズが大活躍)

宿泊代 8050円(食事代別)
走行距離297km

今回の化石第1号 芦別川三段滝 富良野チーズ工房
フラワーランド コテージ遠景 コテージ近景
6杯2000円の毛ガニ 若者の郷キャンプ場 キャンプ場内の遊歩道
 
8月22日(木)
 朝起きて再び遊歩道を散策し、8時半にキャンプ場を出発、本日最初の目的地「アイスパビリオン」へ。日本最低気温のマイナス41度を体験したり、氷のすべり台で遊んだり(もちろん子どもたちだけ)した。
 そして定番の層雲峡へ。天候がいまいちだったこともありロープウェイには乗らず、銀河の滝と流星の滝を見て国道39号線を網走へと向かう。滝は普通の滝だったが周辺の柱状節理は見応えがあった。
 石北峠で休憩してガイドブックに載っていたあげじゃがゆでとうきびを食べ(またしてもマヨネーズが大活躍)、展望台に登った。前回もそうであったが、こうやってたびたび間食するため、せっかくおいしいものを食べに来ているのに昼食や夕食は適当になってしまう。でもこのあげじゃがなどが本当は「おいしいもの」なのかも。
 さらに北きつね牧場に寄り、おかあさんが事前に研究していた道沿いのアイスクリーム屋「北の白い風船」でアイスを食べ、今日の宿泊先、2度目の宿泊となる「オホーツクてんとらんど」へ。前回は持参したテントでの宿泊であったが、今回はロッジの予約が取れた。2階(屋根裏部屋?)があり、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、テレビ、シャワーもついている。チェックイン後近くの「オホーツク流氷館」へ行ったが、アイスパビリオンに比べるとイマイチであった。夕食は市内のスーパーで買った肉で焼き肉。

宿泊代 13210円(食事代別)
走行距離220km

アイスパビリオン内 −20°? −41°も体験
氷のすべり台、防寒着を着てい
たのだが・・・
流星の滝 石北峠ドライブイン
ぬいぐるみではありません 北海道らしい木 「北の白い風船」
オホーツクてんとらんどのロッジ
と愛車フレンディ
冷蔵庫に電子レンジに炊飯器・・ 屋根裏部屋へ
8月23日(金)
 8時にロッジを出発した時はまだ台風の影響が残っており、空はどんよりとしていた。海岸沿いの道で「台風の後はメノウがよく採れるんよね!」と海岸を見ながらつぶやくおかあさんを無視し、ひたすら知床半島へ進む。だんだん天気も回復してきて知床半島に着いたときには素晴らしい天候となっていた。まずオシンコシンの滝へ。カーナビの言うとおりに進んだらどうも旧道へ入ったらしい。おかげで普通の観光ルートからは見ることのできない角度からの滝を見ることができた。そして知床五湖へ。熊が出たそうで一、二湖コースしかまわることはできなかったが、天気がよくてすばらしい眺めだった。
 そしておとうさん待望の「カムイワッカ湯の滝」へ向かう。途中で野生の鹿に遭遇。カムイワッカ湯の滝へは「道が狭い」「車が多い(バスまでいる)」「駐車スペースがない」ので閉口。しかし湯の滝は想像どおりあるいはそれ以上でした。ただ湯の滝まで川の中を登っていかなければならないので滑って危険なため、子どもたちとおかあさんは途中のぬるい水たまりで我慢し、おとうさん一人で登ったのは残念でした。ちびが大きくなったら一緒に登りたい。
 知床峠を通って羅臼へ抜け、ひかりごけを見て買い物。そして開陽台へ。おかあさんは野付半島のトドワラへも行きたかったらしいが、時間の関係で省略。開陽台ではうっすらと靄がかかっていてちょっと残念。330°の大パノラマが見たかった。
 北海道らしいどこまでもまっすぐな道と、放牧されている牛たちを楽しみながら本日の宿泊先である民宿のある浜中へ。アンモナイト産地として調べてあった奔幌戸にちょっと寄り道し、おかあさんだけ車から降りて探したらありました!アンモナイト!でももう日が暮れるので、本格的な採集は明日にして民宿「きりたっぷ里」へ向かう。ご主人さんが目の前でにぎるお寿司と昆布や貝の自然食は大満足でした。自然と健康を考えた、まさにユニークな民宿でした。(おかあさんは夜の談話タイムにしてもらった足裏マッサージがこたえたみたい)

宿泊代 24950円(2食付き)
走行距離 340km

オシンコシンの滝 知床五湖その1 知床五湖その2
知床五湖その3 羅臼岳?硫黄山? 野生の鹿に遭遇
カムイワッカ湯の滝へ あちこちから湯煙が ちょうどいい温度です
羅臼のひかりごけ まっすぐな道その1 開陽台の鐘を鳴らす次女
視界330°? まっすぐな道その2 のどかな風景
8月24日(土)
 朝食は民宿の家族といっしょに自然食を食べる。午前中は奔幌戸でアンモナイト採集。一緒に宿泊していた松山からの家族はカヌーとかをする予定だったらしいが天候が悪く、化石採集に行きたいというので連れていき、2家族で採集。たくさんのアンモナイトを採集した。
 昼近くなり雨も降ってきたので通称「渚のドライブウエイ」を霧多布岬の断崖を見ながら走行、湿原の中を走る「MGロード」も走って、昼食の予定場所である道の駅「厚岸グルメパーク」へ。えっ?どこがグルメ?寂れかけた道の駅にがっかり。これじゃスーパーで買った方が安くて美味しいのでは、ということで走り出したのはいいが、店らしい店はなく、昼食を食べ損なう。車に残っていたお菓子などで我慢することとなった。この後も最悪で五色沼と言われるらしいオンネトーは大雨、チーズを期待した道の駅「足寄湖」もいまいち。宿泊先の士幌高原ヌプカの里も雨で霞んで牛だけが出迎えてくれた。しかも夕食の材料を買うスーパーも遠く、品数も少ない・・・。 でもコテージは半3階建てで子どもたちは大喜び。2家族泊まれるくらい大きくて、8000円也。食事は貧弱でもトランプなどして楽しく宿泊できました。

宿泊代 8000円(食事代別)
走行距離 270km

化石採集その1 化石採集その2 アンモナイトの抜け跡その1
アンモナイトの抜け跡その1 アンモナイトその1 アンモナイトその2
オンネトーは大雨 士幌高原ヌプカの里 コテージ
8月25日(日)
 昨日の雨も上がり、いい天気。高原を散策し、牛や馬の放牧を見る。そしておかあさんの思い出の地らしい池田駅へ行き、ワイングラス形の噴水をみて「ワイン城」へ。ワインは買わずチーズを購入。その後帯広市内へ向かう途中でサクランボの販売店を見つけ、こんな時期にサクランボを食べる。帯広駅隣接のショッピングプラザで土産物を買い、日勝峠へ。清水ドライブインで遅めの昼食に名物の牛トロ丼を食べる。ネギトロ丼が大好物のちびはかき込むように食べる。日勝峠展望台で帯広平野を眺め、夕張へ。ここも化石の産地であるが時間がないため、恨めしそうなおかあさんを尻目に本日の宿泊先、マオイオートランドへ向かう。
 いつもの通り近くのスーパーへ買い出しに。酎ハイが半額処分されており買いだめする。夕食は帯広のスーパーで買ってきた十勝牛。キャンプ場でくれた入浴券で長沼温泉に入った。

宿泊代 13000円(食事代別、温泉入浴券含)
走行距離 305km

士幌高原からの眺め 白雪山? のどかな牛の放牧
池田駅、ワイン形噴水 季節はずれのサクランボ売店 600円
牛トロ丼をほおばるちび 日勝峠展望台より マオイオートランドコテージ
8月26日(月)
 いよいよ北海道最終日。フェリーは23時30分のため時間はたっぷりある。今回の旅行は最初が台風で、その後も晴れたり曇ったり雨が降ったり不安定な天候だったが、今日は朝から快晴。まず近くのハイジ牧場で動物と遊んだり乗馬をしたりして十分に遊び余市へ向かう。前回のフェリー旅行と同じく「海鮮工房」で昼食。一階が鮮魚店、二階が食堂になっており、おかあさんのイクラ丼580円、おとうさんの大きなほっけ定食はなんと360円、次女はなぜかウナギ丼、ちびはマグロ寿司。鉄砲汁もたのんで全部で3000円余り。一階の鮮魚店で毛ガニや甘エビを買い込み、「フルーツパークにき」へ。公園内を散策したり、長ーい滑り台を滑ったりした。
 そして最後に積丹半島へ。積丹岬ではおとうさんと子どもたちは島武意海岸まで降りた。神威岬では次女は飛び回る小さな虫の大群がいやで途中で引き返し、あとの三人で先端まで行った。前回は天候が悪くもうひとつだったが、今回は素晴らしい景色を見ることができた。
 小樽に戻り、マイカル小樽でお寿司(といっても回転していたけど・・・)を食べ、閉店時間いっぱいまでみやげ物を買ってフェリー乗り場へ。帰りは船も揺れず快適な航海だった。

走行距離 232km

ハイジ牧場で山羊にエサやり 乗馬近景 乗馬遠景
ハイジ牧場内で ハイジとペーター 海鮮工房のほっけ定食360円
フルーツパークにき 153m滑り台 積丹岬
島武意海岸 神威岬 ハマナスの花と果実
8月27日(火)
 フェリーではゲームをしたり船内を探検したりして過ごし、20時半頃舞鶴に到着。高速を飛ばし、23時に無事帰宅となった。
ホテルのようなフェリーのロビー すれ違った小樽行きフェリー
もう一度乗っていきたい!
甘エビ3k1000円
左の写真は翌28日にカナダ
ホームステイから帰ってきて、
みやげ物をひろげる長女。
毛ガニ6800円 おまけの写真

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