4.初めてのボート釣りは超大漁!(2003.7.5)
 ちびもお父さんみたいに投げ釣りがしたいという。釣具店の開店セールでお母さんが朝早くから並んで1円で買ったリールと竿のセットで、近くの溜池で練習する。そこそこ投げられるようになったので、今度は投げ釣りでキスでもねらおうかということになった。しかしこの時期キスを釣るにはかなりの遠投を必要とする。そこで貸しボートで釣りをしようと決めた。

 朝5時にちびを起こし、今までとは違う漁港の渡船屋に向かう。コンビニで朝食と昼食分のおにぎりなどを買い、6時ごろ到着。さっそく手漕ぎボートを借りて、教えてもらったポイントへ。10年ほど前にゴムボートを持っていて何度かボート釣りをしたことがあるが、久しぶりなのでうまく漕げない。20分ほど悪戦苦闘してポイントへ到着。アンカーを下ろし、ちびの釣り道具をセットする。ちびはえさのゴカイは平気なのだが、滑ってうまく付けられないので私が付ける。自分の仕掛けを準備している間にちびが第1投。いきなりキスらしきアタリがあり巻き上げさせていると、途中で急に重くなったという。何か大物の気配。しかし残念ながら逃げられたようで急に軽く竿の曲がり具合がゆるくなり、中型のキスだけが上がってきた。よく見るとマゴチに噛まれたあとがある。外道として釣れてくるメゴチを生かしておいて、大物ねらい用の竿をセットし、メゴチを餌にして泳がせておく。

 しばらくその竿を気にしながらキス釣りに専念。順調にキスが釣れていく。ちびはまたリールを巻き上げながら重たいという。重くて巻けないというので根がかりかもしれないと思い、代わってリールを巻いてくると少しずつ上がってくる。なんとマダコ君の登場でした。地元の漁師さんは下手な魚よりタコを珍重するのです。でかしたぞちび!

 今度はお父さんの出番です。先ほどの大物用の竿に魚信。マゴチは十分に餌を飲み込ませないとかからない。30秒から1分ほどして大あわせすると見事に針がかり。十分に引きを楽しみながらあげるとやはり立派なマゴチでした。しばらくしてまたアタリがあり、先ほどより強い引きでさらに大きなマゴチをゲット。

 その後はメゴチや10センチにも満たない小鯛(チャリコ)などの外道が多くなり、場所を移動してもキスはたまにしか釣れなくなった。メゴチやチャリコはリリース。ちびが釣ったホウボウとキュウセンはキープしてそろそろ帰ろうかということになった。すると1隻の漁船がこちらに向かってまっすぐにやってくる。こちらのボートに気付いていないのか、このままではぶつかってしまうと緊張したら近くへ来て停止した。すると乗っていた漁師さんがこちらに向かって「今日帰るんか?サバ持ってくか?」。いただけるものならと5mほどの距離から投げてくれた大サバ3本を手網でキャッチ。何というラッキーなことか。サバは傷みやすいのでその場で内臓とエラを取ってクーラーに。

 大物用の竿だけはセットしたままでゆっくりとボートを漕ぎ出すとまたしてもマゴチらしきアタリがあったが、今度はあわせが弱く途中でバラしてしまった。

 船着き場に戻ると渡船屋さんも大物マゴチにビックリ。大物賞としてカツオをもらい、写した記念写真は渡船屋さんのホームページの表紙を飾ることとなった。

 この日の釣果はマゴチ2ひき(53cm、44cm)キス33ひき、マダコ1ぱい、キュウセン、ホウボウ、ちびカレイ。そしてもらい物のサバ3本、カツオ1本。
 お父さんはちびの釣ったタコの唐揚げが一番おいしかったよ。

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